輝宝福祉会について
輝宝福祉会設立の経緯
東日本大震災により家屋・生命・町並みを大津波が呑み込み、壊滅的な打撃をうけ、沿岸周辺は瓦礫の山と化してしまい混乱と絶望を残していきました。
住民は半年以上の避難生活を強いられ、その後仮設住宅やアパート等に移り住んでいます。当渡波行政区6千世帯以上あった内、2千世帯ほどが失われ、また、2年あまりが過ぎても、幼稚園1、保育所2、小学校1、中学校1、高等学校2校(1校再開、1校合併廃校)と、それぞれ未だに再開できず、仮設校舎等にて分散して学ばなければならない現状です。
然る状況の下、住民が安心して元の様な生活が一日も早く取り戻せるよう願うとともに、地域再興発展は若い世代の力がなければ実現できません。そしてそれを受け継ぐ子供たちが、元気に育つ環境を作らなければ希望の持てる町づくりになりません。
そのため、ここに保育園建設を実行するため、社会福祉法人の設立を行い、平成24年12月28日、社会福祉法人「輝宝福祉会」として認可を受けました。
特殊な町の1つとなった宮城県石巻市は、まだまだ復旧すらもできていない状況を周知してもらうことが肝要と心得て、復旧から復興へ人と人が手を取り合う輪が少しでも大きくなるように願いながら、活動しています。