ご支援者各位

未曾有の東日本大震災から3年以上が経過いたしました。津波にのまれた被災地域では、 代替え地の造営、復興住宅の建設や防波堤、護岸工事の着工、沿岸部の嵩上げ工事等々で大型ダンプが街中を走っています。 しかし、全ての場所に工事の手が入っているわけではありません。 危険区域とされる沿岸部の居住地は瓦礫がなくなっただけで、土地の活用も未だに決まらず、放置せざるを得ないのが現状であり、まだまだ復興途中です。

その中、当法人は地域から住民が離れていくのを観かね、平成25年に法人の認可を受け、平成26年4月から石巻ひがし保育園をスタートしました。 これも応援してくださった皆さまの支えによるものと感謝いたしております。 隣の渡波小学校も平成26年4月から元の場所で再開しました。子どもたちは少なくなりましたが、地域に子どもたちが戻って参りました。 少しずつ住宅も戻りつつあります。しかし、渡波中学校はというと平成29年に移設再開予定になっており、子どもたちにとっては不便が続きます。

街ぐるみで福祉の手を差し伸べなければならい人たちがおります。まだまだ、地域に必要な施設はたくさんあり、 行政だけでは到底、それを補うことはできません。和をもって手に手を取り合って街や生活を構築しなければならないと考えております。 当法人もそれを担えるように保育園の運営を安定させなければならず、定員割れでの非常に苦しい出発を致しました。 大震災より3年以上が過ぎましたが、まだまだ復興は始まったばかりです。応援してくださる方々、 有志の方々の支えをいただきたくここに当法人へのご寄付を切にお願い申し上げます。